腰痛改善運動2

腰痛改善運動の第二回目です。腰痛改善運動の対象となる腰痛は、椎間板ヘルニアなどの椎間板性腰痛であるというお話をしました。この腰痛改善運動では、失われた腰椎前弯を取り戻す事により腰への負担を軽くし、結果的に腰の痛みを和らげる事ができると言われています。

前回はうつぶせ運動の説明をしましたが、うつぶせ運動は腰椎前弯を取り戻すスタート地点です。ここから更に体を反らす角度をきつくする事によって、より効果を高めていく事になります。うつぶせ運動がこなせるようになったら、その状態で肘を立て、もう少し上体を反らしてみましょう。

反らすときは肘を直角にすると良いそうです。うつぶせの時と同じで、変に力を込めず、リラックスした状態で行ってください。この状態を5分間キープします。

ひじたて運動をクリアしたら、最後に腕立て運動をします。腕を地面に垂直に伸ばし、大きく腰を反らします。1分ほどこの運動を行うと腕が疲れてきますので、腕が疲れたらうつぶせ状態に戻し少し休憩します。この運動を5回ほど繰り返します。

これらの運動を行えば、少しずつ腰椎前弯が回復し、椎間板への負担が減ると言われています。しかし、足に麻痺がある方など、重度の椎間板ヘルニアの方は運動を控え、直ぐに整形外科で治療を受けてください。

また、腰が痛くて体を反らす事ができないという方は、うつぶせ運動から少しずつ行ってください。うつぶせ運動ですら辛い場合は、お腹の下にクッションを敷けば少し楽になります。まずはクッション有りから始めても良いでしょう。

腰の痛みの原因が椎間板性腰痛であれば、これらの運動は大変効果的であると言われています。